メニュー
夏が近づいてくると、
京町家では襖や障子をはずし、
よしずを張った涼やかな戸「葦戸(よしど)」や
すだれに付け替えます。
仕切りとしての役割は果たしながらも
風は通すこれらの建具が、
家の中全体に風を運んでくれるからです。
また夕方、家の前や坪庭に打ち水をすることで、
冷やされた場所から
奥の庭まで涼しい風を通すという知恵も。
家の中を風が通り抜けるが視界はしっかりさえぎる、
そのすぐれものが葦戸(よしど)です。