◆京都市街の通りの表記◆
- 2016年06月14日
- 公式ブログ
京都駅からタクシーを利用し自宅へ帰宅する際のお話ですが、
私自身京都の出身ではなく
まだあまり道の名前などが把握できておらず、
いつも説明をする際には付近のお店の名前などで
運転手の方に自宅の位置を伝えていました。
その運転手の方にふと、
「私の自宅を伝える際はどんな言い方が分かりやすいですか?」と話をしたところ
「○○○を西入るやね」と答えて下さったのですが、
京都には方角や地名を説明する際特殊な言い方があります。
「上ル」「下ル」「西入」「東入」といった言い方なのですが、
意味はごく簡単で「上ル」というのは北に行くという意味、「下ル」は南に行く。
西入ルは西に、東入ルは東へ行く事を指すそうで、
京都は碁盤の目に町づくりされている為このような言い方がされます。
御所に向かう事を上る、
天皇から遠ざかる事を下るといった所からきているようです。
このような特殊の言い方もどこか京都らしいと感じるひとつだと感じました。