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◆タイルとホコラ◆

グランマーブル ギャラリー・パルクです。

オリンピックも終わり、気がつけば8月も残りわずかです。

 

ギャラリーパルクでは3年前から毎年この時期に「タイルとホコラとツーリズム」という展覧会を催しており、本年も9月4日まで開催しています。

お寺の多く残る京都では、お地蔵さまの数も大変多く、一説では3000基とも5000基とも言われるほどで、未だに正確な数はわからないくらいです。この展覧会は、京都の街角に佇む「お地蔵さま」に注目し、その歴史や変遷を二人のアーティストが独自の方法でたどるもので、毎年、地蔵盆の時期に合わせて開催しているものです。

 

それほどにたくさんあっても、普段にはなかなか気に留めないお地蔵さまですが、よく見ると一つひとつのお顔に特徴があり、またそのホコラにも街の風情に応じた様々な特徴があるものです。また、この地蔵盆の時期にはお地蔵さんにも提灯や飾りが付けられ、夜には普段は目立たないお地蔵さんにも灯りがともされ、独特の雰囲気をつくり出しています。

なにより子どもが主役でもある地蔵盆には、子どもたちの活気ある姿や、これまで大切にお地蔵さんを守り続けてきた地域の姿を見ることができます。お地蔵さんは過去と未来を繋ぐ接点として、今日も京都に佇んでいるとも言えるのではないでしょうか。

 

京都に残る名所・旧跡をめぐる道すがらにも、きっとお地蔵さまはおられると思います。もちろんギャラリー・パルクのあるル・グランマーブル カフェ クラッセ周辺の三条御幸町界隈にもいくつかのお地蔵さまが佇んでおられます。

まだまだ京都の残暑は厳しい時期です。お地蔵さまを見つけられたら一休みを兼ねて少しそのお顔やホコラに注目し、眺めてみてはいかがでしょう。

京のホコラ

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