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朴 善化個展開催中:Gallery PARC

現在、Gallery PARCでは朴 善化(ぱく・そな)さんによる展覧会を開催しています。
 
PARC_entrance
 
朴さんは、2000年に京都市立芸術大学美術研究科修士課程研究留学生として来日後
おもに日本・韓国で仏教絵画の制作・保存修復に携わっています。
主に韓国の文化財である高麗時代から朝鮮時代にかかれた仏教絵画の模写作品が
多く展示される本展では、 朴さんが京都で学んだ保存修復の技術だけでなく、
そこに使われる紙や絵の具となる素材についても研究を重ね表現されています。
 
50点ほどの作品が展示されていますが、その中からご紹介するこの作品は、
大方広仏華厳経貞元本巻三十四変相図H33.4cm×W70cm 2019
大方広仏華厳経貞元本巻三十四変相図 /33.4cm×70cm/2019年
 
手漉きの和紙を何十回も藍染されたものに、24Kの金泥で描かれたものです。
さらに描いた線は瑪瑙(帯状の石)で磨くことでより輝きを増すそうです。
これらは、京都に多く残る「技」や、京都の職人たちが作り続けてきた材料との出会いが
終結して生まれたものだといってもいいでしょう。
 
京都には数多くの文化財があり、私たちは今もそれを目にすることができますが、
それは保存・修復の「技」の発展と、
その「技」を受け継いできた人々の絶え間ない努力と想いがあるからではないでしょうか。
 
残念ながらこちらでは作品の細部までご紹介することができませんが、
ぜひGallery PARCまで足をお運びいただき、
朴さんが京都と韓国を行き来しながら研究を深め習得されてきた技能と
文化財に対する想いが託された作品を、
その細部までじっくりとご覧いただければと思います。
 
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朴 善化個展「結ぶ」
2020年1月31日[金] ─  2月16日[日]月曜日休廊
11:00~19:00(金曜日のみ20:00まで)
入場無料
http://www.galleryparc.com/exhibition/exhibition_2020/2020_01_31_park.html
GRAND MARBLE|Gallery PARC
京都市中京区烏帽子屋町502 2F / 3F / 4F
アクセス:地下鉄烏丸線「四条」駅・阪急京都線「烏丸」駅22・24番出口より徒歩7分
もしくは地下鉄烏丸線・地下鉄東西線「烏丸御池」駅より徒歩7分
室町通・六角通 北東角 室町通側入り口より2Fへ 
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