京都は、祇園祭が終わると ”夏が終わった” ような気持ちになるのは私だけでしょうか？

今年は、数年ぶりに祇園祭を満喫することができました♪

知り合いが出店しているお店に遊びに行ったり、祇園祭にライブをするというので遊びに行ったり♫

久しぶりの歩行者天国…。昔好きだった男の子と浴衣着て緊張で汗ばみながら人混み歩いたなぁ。

なんてことを思い出しながら…

今年は記録的な猛暑もあり、さすがに浴衣着ることを断念してしまいましたが(◞‸ლ)

そんな祇園祭17日の山鉾巡行が終わった頃、一本のメッセージが届きました。

先日私のライブに遊びに来てくれたある親子のお父さんから…。

「私たち家族は、祇園祭の後祭に”鷹山”で祇園囃子の演奏、そして娘は売り子をしますので是非遊びにいらしてください♫」とのこと。

祇園祭に携わっている知り合いが実はあまりいないこともあり、京都に住みながら凄くワクワクした気持ちになりました。

最終日23日にようやく顔を出しに行くことができました♫

実はこのご家族の娘さんは、わたしと全く同じ”和紗”ちゃんという名前なのです。

私がデビューした2009年に産まれて、偶然同じ”和紗”という名前を付けられたあと、京都でデビューした同じ名前の人がいる！ということを知り、ずっと親近感を持って応援してくださっていたそうなんです。

そんな、私もご縁を感じずにはいられない”和紗”ちゃんが頑張っている”鷹山”へ行ってきました♫

到着すると、丁度お父さんが演奏される祇園囃子の音色が聴こえてきました…♫

”わぁ…これぞ京都の夏だなぁ。”

暑いはずなのに一気に心は涼しくなり、とても不思議な感覚になりました。

私も人だかりに紛れて、祇園囃子の音色に酔いしれました。とても素晴らしかったです！

そして、その後和紗ちゃんの元へ…♫売り子頑張ってました！！！

鷹山オリジナルの手縫いや扇子、風鈴など…

１０点以上ある商品の説明を全て記憶していて、細かく丁寧に紹介してくれました！

鷹山の歴史をしっかり理解して、扇子に描かれている絵の説明もしてくれました。

本当に立派だ。圧倒されちゃいました♡

実は鷹山は、4年以内の復興に向けて今取り組まれているそうなんです。

何も無知な私は、今現在立っている祇園祭の鉾は、それで全てなのだと勘違いしていました。

一つの鉾を立派に立てあげることが、こんなに大変なことなんだということを知りました。

毎年参加するだけで、その中身や歴史まで深く知ることがなかったのですが、どの地域でも大切に守り受け継がれているお祭りは、当たり前のように毎年開催されているように見えて、必死で守ってきてくれた歴代の人達がいるのだと。

そう思うと、生まれ育った場所に今もこうして受け継がれているお祭りがあるということは凄いことなのかも知れないな。

和紗ちゃんのお父さんは言っていました。

「今年は、平成最後の祇園囃子になります」と。平成生まれの私にとって、その言葉はひと事とは思えませんでした。

鷹山の復興、そして大切に受け継がれてきたこの”祇園祭”が、これからどのように残されていくのか…なんだかそんな事を想いながら聴く ”平成最後” の祇園囃子は、特別この夏心に沁みるものがありました。

和紗ちゃんご家族、ありがとうございました♫