Ne vous inquiétez pas, on est très forts! 挫けず、前向きに!
- 2020年03月18日
- La Nouvelle de Paris
春の日差しが暖かく、気持ちの良い季節になってきました。
外に出て、さくっとジョギングをするのも、少し暖かい格好をして、散歩をするのも楽しい。はずだったのですが。
フランス国内全土において、外出禁止令が発表され、17日正午より、
・15日間、基本的に家にいること、家族や友人にも会わないこと
・パンなど買い物に行くには証明が必要
・10万人規模のコントロール(警察、軍隊の出動)、反則行為には罰金
・国境閉鎖30日間
などのアナウンスがマクロン大統領より発表されました。
通常の生活が送れることが、どんなにか幸せだったかということを感じます。
こうゆう時だからこそ、グッとこらえて、お互いに助け合い、声を掛け合って過ごしていきたいですね。
先日訪れたケ・ブランリー美術館の外観。春の花が咲きはじめていました。
2006年に開館したこちらの美術館には、アフリカ、オセアニア、アジア、南アメリカの文明、文化、芸術を扱っており常時30万点に及ぶ収蔵品があるそう。
個性豊かな面や衣装が所狭しと並び、西洋美術との違いに驚かされます。
半魚人の像や、表情豊かなお面が並びます。
デッサンのために2回訪れましたが、2度目の訪問の時にフランス人の友人が、“Salut!”(こんにちは!)と自分が描きたい面に向かって挨拶していたのが印象的でした。不思議とそんなふうに優しくそっと声をかけたくなる像やお面が多く、見る人の心にスッと入って温かい気持ちにさせてくれる力があります。
今月は外に出られないことが多く、写真が少なくなってしまいました。早く事態が収束し、普段通りの生活に戻れることを願っています。