ちょっとそこまで、まいにち散歩 “Une courte promenade, tous les jours”
- 2021年04月23日
- La Nouvelle de Paris
あたたかい春の日差しが心地よくなってきました。
家にこもりがちなわたしですが、外に出たら必ず日の光を全身に浴びて、うーんと伸びをするように心がけるようになりました。そうすると、なんだか身体が元気になるような気がするんです。
変わらず夜間外出禁止(19時〜6時)の続くロックダウンのパリ。以前、ご紹介したパッサージュパノラマもご覧のとおり、人影がなくひっそりとしています。カフェやレストランがひしめくこのパッサージュ、やはり活気がないとひんやり寂しい印象です。
最近は、街の様子を見たり、ちょっとした買い物へ出かける際は、電車やバスは使わずに散歩がてら歩いて移動することが多くなりました。
街をキョロキョロ見回すと、いろんな発見があります。
たとえば、マグノリア(木蓮)の花芽が大きくなってきたな、とか。
八百屋さんを覗けば、菜の花が売っていました。小さな春の発見です。
地元の生産者の商品だけを扱うépicerie(食料品店)では煮卵を発見。“NITAMAGO”という商品名で店頭に並んでいました。フランスでは卵料理といえば、オムレツやoeuf mayo(ゆでたまごにマヨネーズ)が定番中の定番。近年パリはラーメンがブームで、お店も次々にオープンしていたので、パリジャン・パリジェンヌにも認知度が高まってきているのかもしれません。
同じ食料品店で大好きなFontainebleau(フォンテーヌブロー)チーズを発見。迷わず購入しました。こちらはフレッシュチーズのひとつで、牛乳をつかったフレッシュチーズにホイップした生クリームを混ぜこんだもの。ヨーグルトのようなクリーミーさがありながら、ふわっとした口溶けが特徴です。塩も砂糖も入っていないので料理につかっても良いのですが、デザートとしてfruit rouge(ベリー系の果物)のソースをかけたり、フルーツタルトなどに添えて食べるのがおすすめです。
ロックダウンはまだまだ続きますが、適度に散歩をして、身の回りにある春を見つけながら、健康に毎日を過ごしていきたいものです。