‘La scène habituelle est de retour’ いつもの光景が戻ってきた!
- 2020年06月08日
- La Nouvelle de Paris
6月になり、夏の日差しを感じる日が多くなってきました。パリでは6月2日からカフェ、レストランのテラスのみの営業が許可され、前日の朝は近隣のカフェのテーブルや椅子の掃除、消毒で大忙しの光景がみられました。
そして、久々の再開。朝のテラスでは人はまばらで、カフェを飲みながら、マスクをしている人も多くみられましたが、夕方には陽を浴びながらビールを楽しむ人の姿が。私の住む家の近所にもたくさんカフェがあり、再開までは静かでしたが、今週からは夜遅くまで人の声が聞こえて、なんだか安心。そういえば、こんなにうるさかったっけ!となんだか嬉しくなりました。
朝の様子。
夕方には仕事終わりに友人とビールを、という人がかなりみられました。
外出制限は解かれたものの、基本的にはリモートワーク継続。公共の乗り物にはマスクが必須で朝と夕方のラッシュアワーには許可証がないと乗車できません。
メトロの入り口には、「皆の健康のためにマスクを」とかかれた看板が。
また、メトロやバスの座席もソーシャルディスタンスをとるために交互にしか座れないようにシールが貼ってあります。
そして乗車中にメトロ内を消毒して回る掃除の方にも遭遇。皆が掴む手すりを消毒してくださっていました。ありがたいことです。
明るいニュースもだんだん増えてきています。
3月のconfinement(外出禁止)以降閉館となっていたフランス全国の映画館が、6月22日からついに営業再開することになりました(現時点ではあくまでも予定ではありますが)。外出規制が発令された3月17日以降は、テレビやネットフリックスのようなインターネット配信のメディアを駆使して、皆それぞれが自宅で映画を楽しんでいたわけですが、フランス人にとって大スクリーンで鑑賞する映画は、何ものにも変えがたい娯楽のひとつで、映画館の再開を首を長くして待ち望んでいる人がたくさんいます。
そこでSNS上では#oniratousaucinema(みんなで映画館へ行こう)というタグが付けされて、映画ファンには感涙ものの映画コラージュ動画などがアップされています。
よかったら下記リンクからみてみてください。こちらは La CinéphileというFacebookアカウント。皆さんはいくつ、知っていましたか?
https://www.facebook.com/watch/?v=1390360851351609
そうそう、外出禁止中は、買い物へ行くのも許可証が必要だったりと何かと大変だったのですが、かなり頼ってしまったのが、ネット通販。自宅で簡単に買い物ができすぐに届くのってとても便利ですよね。
FRICHTIというネットスーパーを試しに使ってみたのですが、商品も良いし、届くのが早い!頼んで30分後には自転車のお兄さんがささっと届けてくれました。これは、便利。外出禁止が解かれた今も何度か利用しています。
袋も可愛らしく、また頼みたくなりますよね。
この先まだまだどうなるかわかりませんが、少しずつでも前向きに、そして元どおりになる日が来ることを願っています。