都会の喧騒から離れて。”Grande Mosquée de Paris”
- 2017年09月20日
- La Nouvelle de Paris
長い夏のバカンスが終わり、パリ市内にも活気が戻ってきました。学校帰りの学生たちを見ると、新学期が始まったのだな、と実感します。
と同時に市内のメトロは毎朝毎晩大混雑。
少し喧騒から離れたい、と思ったら、パリ5区にある”Grande Mosquée de Paris”(グランド・モスケ・ド・パリ)が静かな癒しのスポットです。
ミナレットと呼ばれる高い塔が目印。
このモスケ(英語ではモスク)が建設されたのは、第一次世界大戦においてフランスのために戦ったイスラム教徒を称えるためだそうで、モスクの正面玄関は、花のモチーフで飾られ、広さは7500平方メートルにもなるそうです。
中には祈りと瞑想の部屋(イスラム教徒のみ入場可)や図書館、会議室などがありますが、中でも広さ3500平方メートルのアラビア庭園は緑に溢れ、思わず深呼吸したくなります。
祈りと瞑想の部屋に面した回廊、天井からは光が差し込みます。
壁には美しいモザイク模様がほどこされ、異国情緒たっぷり。
ドームを抜けると庭園が。白の壁と緑のコントラストが美しい。
さまざまな種類の果実の木が立ち並びます。
図書館の屋根にもこんな模様が。
小さな中庭にもこの通り、タイルでできたモザイク模様。
このほかにも、喫茶店やハンマム(伝統的な公衆浴場)が併設されており、金曜を除いては毎日訪問できるようになっています。
初秋の都会の喧騒を離れて、緑溢れる空間でゆったりとした時間を過ごすのにぴったりの場所です。