一夜限りの不眠のパリ、”Nuit Blanche”
- 2017年11月02日
- La Nouvelle de Paris
秋晴れの爽やかな季節になりました。パリ市内ではほとんどの毎週末、さまざまなイベントが開催され、大抵無料で参加することができます。
10月7日から8日の朝まで続いた、”Nuit Blanche”(白夜祭)。一夜だけのアートイベントで、さまざまインスタレーションが市内約20カ所に置かれ、誰でも自由にしかも朝までパリ市内を巡ることができます。今年で16回目。
パリ市庁舎前にはパリコミューン以降の世界で起きた革命を動画や写真で見せるインスタレーションが置かれていました。
煌々と明るく照らされていますが、このときすでに午前2時すぎ。パリ市庁舎。
市庁舎前の広場には巨大な赤いコンテナが置かれ、そこにはパリコミューンでなくなった方の写真が大きく写真が。
世界各地で起きた革命の様子が巨大なプロジェクターで流れる。背後には毛沢東語録からの言葉が抜粋され大きく貼り出されていました。
また、そこから歩くこと数分。パリのモダンアートの代表的な美術館であるポンピドゥーセンター前にある教会内では光のインスタレーション。
暗闇で赤く光る教会は、いまにも魔物がやってきそうな雰囲気。
一夜限りの眠らないパリの街。翌日は寝不足でしたが、夜の冒険も一年に一度なら特別です。