“le transport dans la grève” ストライキの強い味方!
- 2020年01月20日
- La Nouvelle de Paris
Bonne année! あけましておめでとうございます!
パリは寒い日が続きますが皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
2020年もパリ情報(時々ヨーロッパ)をみなさまにお届けしたいと思っております。どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
さて、パリでは相変わらずの大規模なストライキが続いております。メトロは全運休(時間限定で運行)、バスも日によっては全運休のため、毎日リュックを持って長時間歩き回る日々が続いております。おかげでパリの道に詳しくなったような・・
自転車に乗って出かけることも多くなりました。
いまパリでは自転車とtrottinette(トロチネット:キックボード)を街のあちらこちらで見かけます。
とくに自転車は環境保全の一環としてパリ市を上げて取り組みが行われています。2018年に大幅リニューアルしたVelib(ヴェリブ)というシェア自転車システムはパリに住む住民はもちろん旅行者でも簡単に利用することができます。しかもその料金は30分まで無料(電動自転車は1ユーロ)、それ以降は30分ごとに1ユーロ(電動は2ユーロ)ずつ追加されるくらいでとてもお得なのです。
こちらがVelibのステーション。各駅はもちろん、市内1338箇所あるそう
ちなみに緑は通常の自転車、青は電動自転車。
パリは小さい街なので30分あればかなりの距離進むことができますし、渋滞も関係なくスイスイ行けてしまうのが自転車のよいところ。使い終わったら至る所にあるステーションに駐輪して終了。なんとも簡単です。
ただ難点は道。パリは未だ古い道が多く、ガタガタの石畳を通るのはなかなか辛いものがあります。笑
また、トロチネットも同じく広まっていて、旅行者と住民の足になりつつあります。
こちらはとても簡単でアプリを落として、本体のQRコードを読み取れば良いだけ。そしてステーションもないので、道の端に止めたら再度QRを読み込んで終了。どこからでも乗ることができ、どこでも乗り捨てられるのは本当に楽。短距離移動に最適です。
いつもはメトロで通過してしまう駅の周りも、自転車やトロチネットで通ると新しい発見がたくさんあります。遠出は難しくても近くで見つけた小さな幸せをいくつかご紹介いたします。
初めはモンマルトルの丘近くにあるレストランから。こちらのレストランは最近増えているアンフュージョンスタイル。アンフュージョンとは、何かと何かを混ぜるという意味ですが、珍しいフレンチコリアンです。乾杯は、マッコリで。
前菜には、牡蠣と鯛のタルタルゆずポン酢ジュレで
メインには旬の帆立のグリル、柑橘ソースと海苔チップと海老チップ!それに菊芋が添えてありました
大変美味しく、値段も一皿20ユーロ前後とリーズナブル。サービスもとても気持ちよく、是非またいきたいお店のひとつになりました。
ストライキ中はこのようにして、毎日の通勤通学も楽しい時間に、そして見つけたお店では小さな幸せを発見していきたいと思います。