夏の風景 “Paris Plage”
- 2017年07月14日
- La Nouvelle de Paris
毎年夏になるとはじまる、”Paris Plage(パリプラージュ)”、パリのビーチ。
海のないパリにビーチ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実はこのビーチ、人口的に作られたものなのです。
この砂浜もセーヌ川を結ぶサンマルタン運河に続く、ラヴィレット貯水池に作られたもの。
パリでは学校は7月2週目から早くも夏休みが始まり、それに合わせて大人たちも長くて1ヶ月ほどのヴァカンスに入ります。避暑地に出かける人が多いのですが、一方で観光客は大勢パリに押し寄せます。
暑い市内に残る市民と観光客。それを解消するための避暑地として2002年から始まったそうです。
貯水池にはこどもが遊べる水上遊具がたくさん。
その横でペタンク(フランス発祥の球技)に興じるおじさんたち。
La Baignade(ベニャード:水遊び)の看板も準備中。
さらに市の中心を流れるセーヌ川河畔には、多くのパラソルがずらっと並びます。
アレクサンドル3世橋やポン・ヌフから見下ろす光景は、まさしくビーチそのもの。
7月8日から9月中旬まで見られるパリの夏の風物詩です。