新年の運試し?家族皆で”Galette des rois”
- 2018年01月10日
- La Nouvelle de Paris
明けましておめでとうございます。
今年も引き続き”“にお付き合い頂けますと嬉しいです。本年もよろしくお願いいたします。
フランスではNoël(クリスマス)は家族で過ごす一大イベントでした。今年は楽しみにしていたシャンゼリゼ大通りのクリスマスマーケットは残念なことに開催がなかったのですが、私も家族でゆっくりと過ごすことができました。
一方、フランスの年越しは友達と過ごすことが多いようで、シャンゼリゼ大通りは歩行者天国。年越しカウントダウンで盛り上がったようです。
年が明け、”Bonne année et bonne santé !”(明けましておめでとう!)の挨拶をするとあっさり翌日から仕事始め、ということは珍しくないのですが、1月6日のEpiphanie(公現祭)の日は家族で集まり皆でガレット・デ・ロワを食べる行事があります。
ガレット・デ・ロワとは、フランジパーヌというアーモンドクリームが入ったパイ菓子で、クリームと一緒ににfève(フェーヴ)と呼ばれる陶製の小さな人形が一つ入っています。公現祭の日に家族で切り分けて食べ、フェーヴが当たった人はパイに付属している王冠を被り、祝福を受け、幸運が1年間継続するといわれています。
私も今年は1日遅れの7日に友人たちとガレット・デ・ロワを食べました。
今年はシリル・リニャックというパティスリーから二つ。左はクラシック。右はジャンデューヤ。
切り分けたパイのどれにフェーヴが入っているかわからないよう、切り分ける前に一番年下のひとが目隠しをされ、切り分けたらどのパイを誰が食べるか指名するのですが、なんと今回私のパイにフェーヴが入っていました!
私が当たったのは右の金色のクマさん。金運アップするといいな、なんて密かに願っています。
日本では初詣に行っておみくじを引くことがあると思いますが、このフェーヴが当たるかどうかが新年の運試しのようでとても楽しい催しです。またこのガレット・デ・ロワは期間限定で1月末くらいまでしか食べられないので、いろいろなパティスリーのものをまだまだ試してみたいと思っています。