pagetitle

心も体も温まる“la soupe à l’oignon gratinée”

パリは雪がちらつき、朝通る道も凍るような寒さが続いています。

少し前のお話になりますが、昨年末にオペラ・ガルニエへ”LA DAME AUX CAMÉLIAS”(椿姫)のバレエ公演を見に行ってきました。

この日もとても寒く、手袋マフラーなしではとても外を歩けないような気温。

そんなときに食べたくなるのが、la soupe à l’oignon gratinée!そう、オニオングラタンスープです。

そこで訪れたのが、オペラガルニエ近くのお店、Le Petit Vendôme。なんてことはない(というと失礼かもしれませんが)カフェブラッスリーなのですが、高級ブティックの立ち並ぶヴァンドーム広場からすぐの小さな道にあり、ふらっと立ち寄れる気軽な雰囲気がとても素敵。

フレンチビストロらしく、真っ赤なギンガムチェックの紙ナップにあっつあつのオニオングラタンスープ。

クタクタに煮込まれたオニオンとスープが染み込んだバゲット、そしてカリカリに焼いてとろけたのびーるチーズを口に運ぶと、冬のお出かけもぜんぜん悪くない!と思わせてくれます。

IMG_8948

Côtes du Rhôneの赤ワインと合わせて。

あっという間に完食して、バレエ鑑賞に向かうときには、お腹も心もあったかい気分です。

 

さて。肝心のバレエはというと、感動の嵐。。。

IMG_8951 2

コレオグラファーはJohn Neumeier。アメリカのダンサー振付家ですが、この作品は1978年にAlexander Dumas filsの小説を元に彼が振り付けたもの。音楽はFrédéric Chopin。

19世紀公爵家と高級娼婦の悲恋の物語ですが、なによりも衣装がきらびやかで美しい。

例えば同じ青の衣装でも夜の海のような群青から晴天の青空のような明るい青まで、そのドレスを纏ったバレエダンサーたちが鮮やかに舞う姿はまさに圧巻。公演中は写真が取れないので、終了後に 。

IMG_8963

幕間のフォワイエ(前室)にはまだクリスマスツリーが。

IMG_8955

赤一色もきらびやかな前室には映えます。

IMG_8997

最後はアップで。

胃も心も、大満足な一夜を過ごすことができました。

最近の記事

アーカイブ